Laski, H.J., The State in Theory and Practice, 1935
訳書の書誌情報 http://opac.ndl.go.jp/recordid/000000886391/jpn
国家概念を黙殺する多元主義国家論で有名なラスキが、その多元主義を脱した後に書いた著作です。
これを書いた時期のラスキはマルクス主義に傾倒していたといわれていますが、国家を権力組織とみる所謂マルクス主義国家論とは異なります。ラスキによる国家の定義にも書いたように、ラスキにとって国家とは、支配機構を有する国民社会全体を指しているのですから。
20世紀前半の英米政治学からみた国家論のサーベイとして優れていると思われます。日本でも人気だったラスキの著書なのに、何故もっと注目されないのか不思議です。


4 月 3rd, 2009 at 11:34 PM
[...] ― ラスキ『国家』p1 [...]